ビジネスモデルとIT戦略論

〜第4次産業革命時代に最先端IT技術を駆使したビジネスモデルを探索する〜

 

 

 

 

 

講義概要

アジアで先端のIT 技術を駆使していかなるビジネスモデルを創り上げていくかを論じる

習得目標

ビジネスモデルにITを融合し、効率的に活用するための事業構想力

カリキュラム

第1回 | ビジネスモデルの理論整備とアジアにおける事例(理論整備)

第2回 | 先端のIT技術によるアジアにおける産業変化(ITによるアジアの産業変化)

第3回 | 既存ビジネスモデルとIT技術の融合の分析(ITと産業との融合)

第4回 | 第4次産業革命の中でのIT戦略(産業変化の中での生存戦略)

第5回 | 第4次産業革命の中で誕生するビジネスモデルの探索(ITと産業の創造)

担当講師

曺 圭哃 | CHO Kyu dong

2016年亜細亜大学博士号取得、2016年より株式会社マルチブック、2017年より韓国YMCAウォルナム市民文化研究所研究員、2017年より亜細亜大学非常勤講師を担当。著書:技術用途の不確実性と企業の戦略行動-産業の衰退とその対応、変化する時代の企業の改革をITノウハウで支えながら、第4次産業革命を推進している。SAPコンサル、RPAコンサル、IFSコンサルを経験し、使用可能機械語は、Python、R、ABAP、C#、CSS、HTML、P/L SQL, GAS 等。

 

思い出に残っているアジアでのエピソード

中国で反日デモが起きた2012年、上海に出張で、反日の雰囲気の中で仕事をしていました。2019年の日韓貿易紛争や2020年からのコロナ禍においても、これらの状況変化に対応しながら仕事を続けております。
本来は大きな問題になる要因ですが、マネジメントを行うことにより、情勢を味方にすることができました。
これらの経験をきっかけに、リスクの受け方や、リスクマネジメントのやり方によれば、リスクが味方に変えることができるという見解を得て、今でも、リスクのマネジメントを積極的に行っています。

講義への想い

第4次産業革命において、いろんなものが実物空間からデジタル空間に移行されています。このような環境の変化の中での今後のビジネスはデジタルを意識する必要があります。
一方で、知識の伝達だけを行う講義はAIに代替されるとも予測されています。個々の知識はネットで検索でき、物の定義はむしろ検索した方が早かったりします。
私は、情報技術で、我々の生活がどのように変わった来て、今後変わっていくのか、そして、その中ではどのようなビジネスが生まれ、どのようなビジネスが淘汰されるのかを学習し、議論する場を提供することを目指しております。この第4次産業革命時代でのビジネスを構想する人材の育成を心掛けています。

受講生へのメッセージ

 IT分野は、拡張可能性が高いので、一つのビジネスモデルが他国に展開されることが多いです。アジアで成功したコンテンツは、隣国に早いスピードで展開されます。日本は、ビジネスモデルの創出に得意じゃないといわれており、アナログの文化が強い国です。
一方、アナログの多様なコンテンツを持っており、面白いビジネスモデルの創出が可能な基盤を持っていると考えられます。ビジネスモデルの創出はいきなり神から授けるものではなく、思いを具体化する訓練が必要で、本講義では議論を通じての訓練を心かけています。