三鷹ネットワーク大学との連携講座
〜激変するアジアのビジネス環境下でのイノベーション創出〜
講義概要
令和元年に設立したアジア経営戦略研究所は、ビジネスチャンスが大きなアジアに焦点を当てて、企業が飛躍的に発展していく戦略行動の調査・研究、そしてこのビジネスを担える人材の育成に取り組んでおります。この人材の育成に向けたビジネススクールを運営しており、その一環として、三鷹ネットワーク大学と連携して、毎年、アジア経済やビジネスに関わる専門家によるオムニバス形式の特別講義を開講しております。
今年度は、激変するアジアのビジネス環境の下での、企業の発展に不可欠な“イノベーションの創出”をクローズアップいたします。イノベーションとは顧客を魅了する新たな事業や商品・サービスの開発、そしてこの開発を可能にする組織や人材育成・活用の仕組みの工夫であります。
知恵の塊としてのイノベーションを実らせるには、ダイナミックに動くアジアの情勢を把握し、顕在的・潜在的なニーズを捉えていく必要があります。そのためには、アジアの市場や働く人々の価値観を熟知するパートナーとの連携が極めて重要になります。このような“共創行動ができる経営イノベーター”の育成が日本企業にとっては喫緊の課題です。社会的意義のある新たなビジネスに挑戦していくイノベーターには起業家精神が不可欠で、この精神は間違いなく今後の経済発展の原動力となります。
アジアはビジネスチャンスが大きいと言うことは、それだけ競争が激しく、しかも最近の経済安全保障問題も絡んで複雑な様相を呈しています。このような問題を含めて、アジアの生の情報を踏まえ、各講師が独自な視点で分りやすく解説されます。聴講される市民の皆さんとの活発な論義を楽しみにしています。