プログラム 「新インド・ビジネス研修」
インドビジネス研修2025年
グローバル情勢の新局面で浮上するインドを学ぶ

監修
後藤 康浩 氏 亜細亜大学都市創造学部教授(元日本経済新聞論説委員)
トランプ第2期政権の打ち出す関税を柱とする対外経済政策はグローバル経済を揺さぶり、世界各地に事業展開する日本企業は乱気流に巻き込まれている。トランプ関税そのものは二国間交渉によって引き下げられるなど緩和の可能性があるが、今、起きつつある変化は、1990年代以降の工業生産の「中国一極集中」の見直しが本質であり、「脱中国」は必然といえる。既に工場の東南アジア、インドへの移動は具体化し、今後、アメリカや日本、EUへの工場回帰の可能性も高まっている。グローバル経済の局面転換で浮上するのは、まちがいなくインドである。モディ政権のインドは成長を加速し、外資の導入も進んでいるが、トランプ2.0下のインドはさらに成長ステージを上げていくと言ってよい。
この情勢を踏まえて、インド各地での視察・セミナーと開催・結びつけることで、より実践的、現実的な研修を開催する。

「2025年のインド」のリアル
- トランプ2.0によるグローバル情勢の展開を読みつつ、これからインドが獲得するポジションを見定め、インドに対し日本企業がどのような手を打つべきか議論
- 一般的なインド概論ではなく、「2025年のインド」のリアルタイムのインドを講義
- どこにビジネスチャンスがあるかをインド駐在のエコノミスト、日本企業の現地法人トップ、アジア経済の研究者などがそれぞれの観点から多方面での分析

インドの地域的多様性の理解
- 2025年9月、南部ベンガルールを訪問し、ソフトウエア・システム構築、AIなどICT産業を視察し、現地でのセミナー開催
- 2024年9月、首都デリーとグジャラート州を訪問し、自動車産業はじめとする製造業の現状を視察
第1回 | 7月4日 | オープニング講義 | 後藤 康浩 氏 |
第2回 | 7月16日 | インド経済と政策 | 栗原 俊彦 氏 |
第3回 | 7月25日 | 日本企業の現地戦略 | 林田 哲也 氏 |
現地視察 | 9月13日〜17日 | ベンガルール訪問・セミナー開催 | AIBS研究所主催 |
第4回 | 視察後 | 講義(オンライン) | 講師調整中 |
第5回 | 日程調整中 | 集合形式セッション(まとめ) | 後藤 康浩 氏、林田 哲也 氏他 |
これまでのインドセミナーで得た学び
2024年9月、アジア・国際経営戦略学会(AIBS)は、インド・デリーおよびアーメダバードにて「AIBSアジアエグゼクティブセミナ」を実施した。本セミナーは、成長著しいインド経済の実態を、現地企業・政府機関・有識者の声を通じて多角的に理解することを目的にしている。
インド経済の「今」を知る
特別講演では、日本経済新聞社ニューデリー支局長・岩城聡氏、国際協力銀行ニューデリー駐在員事務所・栗原俊彦氏をお招きし、現地メディア・金融の最前線から「インドで知っておくべき10のこと」「インド産業振興・ビジネス環境」について深い洞察を獲得
日系企業の現場から学ぶ
マルチ・スズキ、ヤクルト・ダノン、三井金属鉱業などの現地法人を訪問し、工場運営や人材管理、サプライチェーンの最適化など、日本とは異なる経営環境における具体的な課題と戦略を実地で確認。
グローバル視点を育むネットワーキング
現地での懇親会や視察中の交流を通じて、参加者間での知見共有が活発に行われ、グローバル人材としての視座を広げる貴重な機会になった。
インドビジネス研修2025年の狙い
地域的多様性に注目
ソフトウエア・システム構築、AIなどICT産業で世界から注目
政策・日本との経済連携に注目
インド政府の産業政策、投資誘致戦略、そして日本との経済連携の現状を把握し、企業戦略への応用を図る
次世代経営人材の育成
実務家・研究者・学生がともに現地を訪れ、肌で感じた現場から思考・分析するプロセスを通じて、「行動する知」を育む
インドとAIBS
今後数十年にわたりアジア経済の中心的存在となることが見込まれているインドとアジアの経営戦略を考えるうえで欠かせない「現地性」と「国際性」を統合的に学ぶ場としてのAIBSセミナー
受講費用(5回講義セット)
AIBS研究所の法人会員の社員 無料
個人受講 5万円(AIBS学会員は4万円)
※なお、インド視察に参加する場合には別途費用をお支払い頂きます。
受講申込
講義の申し込みにGoogle formを使用しています。申し込みフォームが見えない方は、aibs[アットマーク]aibs.or.jpにメールに下さい。